AI自動応答システム「チャットGPT」とは?
リリース当初からあらゆる場所でその名を馳せ、技術界に革命を起こすAI自動応答システム「チャットGPT」。
今回は、まだまだ謎の多いチャットGPTの仕組みや活用方法を解説します。
「チャットGPT」とは
チャットGPTは、Open AIが作成したAIチャットボット自動生成システムです。自然言語処理を用いて、教科書やウェブサイトなど様々な記事をデータ源とし、人間との対話に対応するための独自の言語モデルを構築しています。
チャットGPTの注意点
チャットGPTは、書籍、記事、Webサイトからのテキストという形で、2021年までの学習データに依存し偏りを含むデータで訓練されています。そのため、エラーやバイアスが発生しやすいのが欠点となっています。特に、日本語での利用の場合は、誤りが多くみられるとの報告がでているので要注意です。
チャットGPTのコード体系
言語モデルは、OpenAIが開発したGPT-3をベースに作られています。GPT-3のソースコードは公開されていませんが、GPT-2と同じモデル、アーキテクチャで書かれているようです。また、GPT-2のソースコードは100%Pythonであると考えられています。
「チャットGPT」の使い方は?
チャットGPTの使い方は以下の通りです。
1. メールアドレスと電話番号で、OpenAIのアカウントを作成する。
2. 電話番号で受信したワンタイムパスワードを入力する。
3. New chatボタンをタップして、チャットボックスにメッセージや質問を入力する。
以上3点、とてもシンプルですね。基本無料ですが、現在多くのユーザーが利用しているため、ピーク時はアクセスしにくくなっています。
月額20ドルのサブスクリプションプランChatGPT Plusに加入すれば、新機能やピーク時でもアクセスできるようです。
「チャットGPT」で何ができるか?
チャットGPTのチャットボックスに命令(コマンド)を入力するだけで、以下のようなことが可能になります。
1. コードの生成
チャットGPTは、チャットボックスの内容をもとにコードを生成することができます。特定のプログラミング言語のプロンプトやコードの例を与えるだけで、あとは自動で出力します。
2. コードの解説
チャットGPTによって生成されたコードは、ユーザーがコードの仕組みや動作を理解するのに役立ちます。また、ユーザーが作成したコードの誤りや正確性を確認することもできます。
3. 質問の回答
チャットGPTは、質問の中にある人間の意図を理解し、役に立つ無害な答えを提供するよう特別に訓練されています。しかし、チャットGPTは2021年までの情報で回答するため、最新情報と照らし合わせることは常に必須です。
4. 文章の要約や添削
テキストの要約を生成したり、書き言葉の誤りを修正したりすることができます。要約したい文章をボックスに入力するだけで、言語モデルを使って文章の要約を生成。
また、誤字や脱字のある文章を入れると、添削まで見事にやってのけます。
信頼性や正確性は大丈夫?
チャットGPTは、意図的に嘘をつくことはありません。しかし、学習に使用したデータの品質と性質によっては、常に正確な情報を提供するわけではありません。その信頼性や精度については、まだまだ改善の余地があると言えるでしょう。
他の自動応答システム:Googleの会話型AIサービス「Bard」
Bardとは、チャットGPTと同じく、ユーザーがテキストで投げかけた質問に対して、会話形式で回答を提供するチャットボットです。
Bardは、Googleの対話アプリケーションのための言語モデル「LaMDA」をベースに、あらゆる種類の命令(コマンド)に対して、人間のような応答を得ることができます。
チャットGPTと大きく異なるところは、BardはGoogleに基づく最新の情報を提供するという点です。最新かつ信頼性、正確性という面ではBardの方がより上手かもしれません。
まとめ
チャットGPTは、単にタスクを遂行するためだけでなく、それ自身が作り出す世界観や、意識の有無など、非常に将来性の高いサービスです。今後、どのような進化を遂げるのか、また、信頼性や正確性は向上するのか、これからの動向が楽しみですね!