一、SaaSの意味とは

サービスとしてのソフトウェア(SaaS=service as a software)は、クラウドプロバイダーがアプリケーションをホストし、インターネットを介してエンドユーザーがそれらを利用できるようにするソフトウェア配布のモデルです。 

このモデルでは、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)が、アプリケーションをホストするためにサードパーティのクラウドプロバイダーと契約する場合があります。または、Microsoftなどの企業のように、クラウドプロバイダーがソフトウェアベンダーになる場合もあります。

二、SaaSの発音

一般的に、SaaSを発音する際、「サース」と読むことが多いようです。「サーズ」と濁って発音してしまうと、一般的にも専門的にも「SARS」という言葉と混同してしまう可能性があるでしょう。日本経済新聞の用語解説でも「サース」という発音が使われています。

三、SaaSとIaaS、PaaS

SaaSは、サービスとしてのインフラストラクチャ(IaaS)およびサービスとしてのプラットフォーム(PaaS)と並んで、クラウドコンピューティングの3つの主要なカテゴリの1つです。

さまざまなITプロフェッショナル、ビジネスユーザー、個人ユーザーがSaaSアプリケーションを使用しています。例えば、Netflixなどのパーソナルエンターテインメントから高度なITツールまで多岐にわたります。IaaSやPaaSとは異なり、SaaS製品はB2BユーザーとB2Cユーザーの両方とも目標のクライアントとしています。

四、EC分野に活発に進出するSaaS企業の6選

海外にしろ国内にしろ、EC市場規模が拡大を続ける中、多くのSaaSプロバイダーがEC業者をクライアントとし、多様なサービスを提供しています。

人工知能(AI)などの技術の加勢で、これらのSaaS企業はクライアントの経営問題に柔軟に柔軟し、自動化の高いソリューションをお客様にもたらすことができます。ここでは、国とサービス形態の別で最近注目を集めているSaaSサービスの6選を例に取り上げて紹介していきたいと思います。

1.Yappli

  • 国籍:日本
  • SaaSサービス:コーディングなしのAPP開発

Yappliは、通常プログラミングスキルを持たないマーケティング担当者などの非エンジニア向けに設計されたスマートフォンアプリ開発のSaaSプラットフォームであり、ドラッグを介してテンプレート、機能、デザインを選択することで、iOSまたはAndroid向けのモバイルアプリを開発できます。

同社は2013年2月にFastmediaという元の名前で設立されました。アプリ開発者と非開発者の両方がプログラミングスキルなしでアプリを開発できるようにするYappliノーコードアプリケーション開発のSaaSシステムを立ち上げました。

彼らの収入は、初期サポート料金と、基本使用料、有料オプション、および受信するデバイスの数に基づくアプリ経由のプッシュ通知の発信サービスを提供する月額サブスクリプションから得られます。

2020年9月まで、このプラットフォームは527個のアプリを開発するために採用されており、これらのアプリは合計で約6,500万回ダウンロードされています。プラットフォームの解約率は2016年12月以降1%を下回っており、直近の四半期では0.88%を示しています。

2.VideoBRAIN

  • 国籍:日本
  • SaaSサービス:PR動画の自動作成

VideoBRAIN

VideoBRAIN の親会社オープンエイトは、コンピューター視覚と自然言語処理を中心に独自でAI技術を開発したコンテンツ技術会社です。「AI×SaaSで全ての会社の情報配信戦略の成長を後押し」を理念に、自社の動画コンテンツ制作・配信ノウハウとAI技術を組み合わせて開発した自社AI動画編集クラウド「Video BRAIN」、SNS投稿・分析サービス「Insight BRAIN」、自動動画生成機能などのAPIを提供することで、企業による情報発信をサポートしています。

「VideoBRAIN」に写真やテキストなどを取り込むと、AIエンジンは素材を分析し、ストーリー性の高い動画を自動で作成してくれます。誰でも数分で内容が豊富な動画コンテンツを簡単に作成できます。職業を問わず、大手企業をはじめとする多くの企業に広く運用されており、PR動画、マニュアルなど様々な用途に活用されています。

3.GetAccept

  • 国籍:アメリカ
  • SaaSサービス: 提案管理(B2B)

GetAccept

B2B営業にむけたSaaSプラットフォームを提供します。プレゼン動画、チャット、ビデオチャット、提案書、契約書管理、電子署名までデジタル販売に必要な機能が備えられています。

GetAcceptは、ユーザーが提案をデザインし、それを追跡および販売することができる、ユニークで革新的な提案ツールです。Get Acceptを使用すると、企業は提案を管理し、提案を最適化し、競合会社を売上を伸ばすことができます。

ユーザーは業界平均よりも83%多くの取引を成立させるとGetAcceptはアピールしています。このソフトウェアには、電子署名、動画分析、ドキュメント分析、取引アクセラレータなど、ワークフローを改善する多数の販売提案ツールが付属しています。

GetAcceptsを使用すると、実際のパイプラインを監視することで、変更や更新に直感的に対応できます。アドバンスなレポート機能でパフォーマンスを最適化させることも可能です。Dealboard機能を使用すると、販売ドキュメントのパイプラインの概要を把握することもできます。これにより、重要な取引に取り組み、電子署名を取得するために必要な情報が提供されます。

4.ProdPad

  • 国籍:アメリカ
  • SaaSサービス:製品管理

ProPad

ProdPadは、製品の全過程を支援する製品管理SaaSサービスです。そのスマートなツールキットは、あらゆる段階で製品開発プロセスと統合され、ビジネス全体を貫くコラボレーションをサポートできます。

2010年以降の継続的な開発において、このSaaSツールは専門家のチームによって設計されており、実践に最もよい製品管理を他の製品管理にとっても実用的なものにしています。ProdPadは、プロダクトマネージャーが優れたアイデアを顧客の愛する優れた製品に変えることを可能にします。

5.ShadowBot

  • 国籍:中国
  • サービス:社内ワークフローの自動化

shadowbot

RPA(Robot Process Automation)の技術を活用する「分叉智能(winrobot360.com)」という中国企業は中国国内でプレシリーズAとシリーズAで計数千万ドルの資金調達を行ったことが分かりました。

その主力となる製品は「ShadowBot」といい、手動の代わりにキーボード入力、マウス操作、画面の読み取りなどのPCを介する一般作業をカスタムして自動で行わせるものです。今では主となるクライアントはEC業界に集中しているといいます。
店舗ページに新商品を登録する際を例に、人間ならECプラットフォームの形式の通りに情報を一個ずつインプットしなければならないが、ShadowBotはこの作業を全部自動で行い、正確性を保証できます。

6.airudder

  • 国籍:中国
  • サービス:AIによる音声、多言語支援

airudder

2019年に設立されたairudderは、多言語の人工知能を中核として、グローバル企業をサービス対象としたSaaS企業です。現在、ローカル化された納品催促、品質検査、マーケティング、カスタマーサービスでAIカスタマーサービス製品を発売しており、営収の規模化を遂げています。

東南アジアはairudderが最初に選んだ市場です。設立当初からインドネシアの金融業界に自動コーリングサービスを提供することで事業を打開しました。その後、越境ECなどの業界が成熟するにつれて、当社の製品は徐々に他の業種に拡大しました。 同社のAIサービス製品は現在、eコマース、金融技術、ロジスティクス、旅行に対応するサービスがあります。