コロナ禍の影響で「ロボット弁護士」の需要が高まっているのをご存じでしょうか?弁護士業務をAIが代理で行うというもので、法律を熟知したロボットが、果たしてどこまで不服申し立てを成功できるのか、いま注目が集まっているトピックです。
今回は、ロボット弁護士の概要とその他AIの活用事例について解説します。
DoNotPayとは?
DoNotPayは、法律サービスのチャットボットで、「世界初のロボット弁護士」として人気を集めています。2015年にJoshua Browderによって設立され、最初は駐車違反のチケットを争うためのアプリとして始まりました。その後、消費者保護から移民の権利まで、多数の法律問題を支援できるように成長。現在では、スパム対策、無料トライアルの登録、返金、詐欺師を訴えることが可能になりました。
DoNotPayのアプリは、一般消費者が大企業や政治団体に反撃できるようにすることを目的としており、2020年にはProduct HuntのSide Project Awardを受賞しました。
「ロボット弁護士」とは?
日本ではまだ始まっていない「ロボット弁護士」ですが、近い将来に導入される可能性は大いにありえます。ロボット弁護士とは、いったいどのような構造なのでしょうか?
ロボット弁護士の仕組み
ロボット弁護士は、その名の通り依頼主を弁護できるよう法律を叩き込まれたロボットで、AIによる自然言語処理や機械学習アルゴリズムを使用しています。
さらに、アプリのように動作して、裁判の一部始終をライブ中継できるほか、被告への法廷での立ち回りをアドバイスします。
AI弁護士の将来性
AI弁護士が、今後裁判のベースとして活躍したり、そのほか革新的な利用方法を見いだせたりするのは明らかでしょう。一部の法律事務所では、すでにAIを活用して、契約書の証拠開示などの業務を自動化しています。
将来的にAIがより高度になれば、より複雑なタスクにも対応できるようになります。
AI法律以外、AIの活用事例
ここ数年でAI技術はさらに進化を遂げ、法律以外の活用事例が増えてきました。ここでは、あなたの身近にあるAIを活用したサービスの一部をご紹介します。
AI医療ーーユビーAI問診
ユビーAI問診は、AIによるWEB問診システムです。患者ごとに最適な質問を自動生成し、医師が問診結果を1クリックでカルテに転記することで、医療現場の業務効率化を実現します。
多くの医療機関で利用され、診療の充実化やクリニック経営支援にも貢献しています。
AI社会ーーMAGELLAN BLOCKS byグルーヴノーツ
MAGELLAN BLOCKSは、AIや量子コンピュータなどの最新技術を駆使したソリューションサービスです。例えば、工場のシフト管理や倉庫内マネジメントの改善、生産計画の柔軟な対応などを、量子コンピューティング技術で解決します。
持続的な成長と価値向上のため、複雑な課題の解決をサポートします。
AI教育ーZ会
Z会は、質の高い演習問題と、生徒一人ひとりの得意・不得意に合わせた個別AI演習を組み合わせた学習サービスです。難関大学合格を念頭に、Z会独自のAIアルゴリズムが生徒の学習データを分析し、改善すべき点を洗い出し、個別に学習プランを提供します。
上位大学への進学に必要なレベルを目指す方におすすめです。
AI診断ーそっくりさん AI 顔診断
AIを搭載した「そっくりさん AI 顔診断」は、あなたがどの有名人に似ているかを正確に診断してくれるアプリです。ユーザーが写真を撮影すると、アプリが自動的に顔を検出し、似ている有名人のリストを提供。
さらに、保存した写真や友人の顔を比較する二人診断など、楽しい機能が充実しています。
AI画像編集ーVanceAI画像拡大
VanceAI画像拡大は、画像ピクセルを変更して画像高画質を実現するツール。通常のアップスケーリング方法では、ブロック化やピクセレーション現象が起こりやすいのに対し、この画像高画質化サイトは敵対的な生成ネットワークに基づいて画像をスマートに拡大。
風景や自撮り写真、アニメ、アート・CG、テキストなど、様々な種類の画像を一瞬で高画質に拡大します。
まとめ
さまざまな業務でのAI活用が話題な中、弁護士をロボットが代行する時代もすぐそこまで来ています。また、法律分野以外でも、AIの手を借りて自動化できる日常業務はたくさんあります。AIを上手く取り入れて、生産性の向上と業務の効率化を図りましょう!