一言で締めくくると、Waifu2xは製品名やツール名でもなく、画像の高解像度化と画質向上を実現できるオーペンソースのAI超解像アルゴリズムです。様々なタイプの画像に対して効果よく対応できるので、たくさんのツールが実装しているのです。
この記事はWaifu2xの歴史とそれを実装している各形態のツールをまとめています。中では完全無料で使用できるものも多いです。画質向上のニーズがあれば、自由に使ってみましょう。また、最後に同じ機能を持つほかのツールもいくつか紹介しました。無料ツールの機能は十分ではないと思ったらそれらをご参考になればと思います。
「waifu2x」は、アニメイラストなどの画像をきれいに拡大し、高解像度化できるプログラムです。「waifu」とは、アニメのスラングで、自分が惹かれる女性キャラクターのことです。「2x」は、2倍の倍率を意味します。
waifu2xは、Super-Resolution Convolutional Neural Network(SRCNN)(スーパー解像度畳み込みニューラルネットワーク)というAIアルゴリズムからヒントを得て開発されたものです。オーペンソースのアルゴリズムで、最初はGithubで公開されています。
SRCNNという畳み込みニューラルネットワークのAI構築手法は機械学習を用いて、学習データセットから共通のパターンを学習することで、説得力のあるディテールを推測として生成します。
これによって元々の低解像度の画像に、自然に見えるピクセルを追加し、画像を高画質化させ、きれいに拡大できます。これはWaifu2xが人気な秘密でしょう。一方、元の画像に新しく追加されるディテールがあくまでも推測のもので、ソース内容と完全に一致することができません。
AI 画像拡大で話題のVanceAIはWaifu 2X超解像システムを使用したアニメ画像拡大機能をリリースしまた。これはアニメ画像の高画質化に特化したオンラインWebツールであり、二次元画像を最大16倍まで拡大できます。Waifu2x-cunetとWaifu2x-upconv_7_anime_style_art_rgbという2つの処理パターンがあり、画像のノイズを抑制することもできます。
デメリット:無料で使える機能が限られており、アニメ画像を2倍にしか拡大できません。
waifu2x.udp.jpはwaifu2xの作者がGithubのソースコードのページに公開されているWebデモです。なので、よく公式のwaifu2xのアプリとも見なされています。様々な画像や写真をきれいに拡大することができます。高解像度化を始める前に、入力画像のタイプと拡大の倍数をお選びください。また、JPEGノイズ除去の機能もついています。この機能で、画像圧縮によるJPEG画像の画質低下を明らかに改善できます。
デメリット:最大で2倍しか拡大できません。入力可能の大きさにも制限が大きくて、1500×1500までしか入力できません。
Waifu2xの仕組みを利用している完全無料のWebツールです。入力可能な画像の大きさも拡大できる倍数もほとんどの拡大Webツールより優れたのです。最大で画像を4倍拡大できます。Waifu2x.udp.jpにように画像ノイズ抑制の機能も提供しています。また、ぼかし除去の機能も提供されてあります。この二つの機能を利用することで、画像の画質をさらに改善できるようです。
デメリット:バッチ処理の機能がないです。
waifu2x.orgとは同じように、完全無料で使えるオンラインツールです。サイトのインターフェースと機能から見ると、waifu2x.orgとは結構似ていますから、恐らく同じ作者によるサイトかもしれません。無料ツールなので、waifu2x.orgでは処理請求が多くなって、待つ時間が長くなる状況が多いです。
こういうとき、waifu2x.onlineというサイトに切り替え作業をやりましょう。もしかするとこっちのユーザーが少なくて一瞬で完成します。
デメリット:バッチ処理の機能がないです。
Waifu2x.booru.picsはwaifu2x.udp.jpの機能設置と使い方とはほぼ同じです。最大2倍で画像をきれいに拡大できます。また、画像ノイズ除去という機能もついています。入力可能のサイズはwaifu2x.udp.jpより大きいです。最大で8Mで3840×3840の大きさの画像は入力できます。
デメリット:バッチ処理はできないです。高解像度化をするのは常に長い時間がかかります。
名前どおり、waifu2xを利用して複数の画像を一括できれいに高解像度化できるWebツールです。最も便利な所は画像を一括で拡大できるツールです。無料で一括拡大できる画像の数は5枚です。これで、Waifu2xで画像を高解像度させるのは効率が高くなります。また、当サイトは有償版のツールも提供しています。有料版を使うと、一括で拡大できる画像の枚数と入力の大きさには制限がなくなります。
デメリット:無料でも一括で複数の画像を拡大できますが、拡大後 2560x2560px以内という入力可能の画像大きさには制限も大きいです。また、作業は常に長い時間がかかります。
もしネット上にあるWaifu2xというツールの安全性を心配するなら、waifu2xのGithubページで公開されている完全無料のWindowsソフトを試してみましょう。理論上、パソコンのグラフィックカードの性能が十分である場合、入力画像がいくら大きくてもきれいに拡大できます。Githubでダウンロードリンクをクリックしてインストールできます。
デメリット:ソフト版は拡大の機能しかありません。
Webツールだけではなく、スマホンアプリでもwaifu2xと名乗るツールが多いようです。waifu2xというAI仕組み自体は問題がありませんが、ほぼ全部のツールはユーザーに画像をサーバーにアップロードするよう請求します。プライバシーと個人情報の保護が確保できるのか非常に懸念されています。特に無料だとアピールするツールです。
なら、オンラインで便利に画像を高解像度化させる方法はもうありませんか。Vance AIを使えば、心配せずに画像の画質を改善できます。
プライバシー保護の措置がちゃんと整っているほか、機能も非常に豊富で利用しやすいです。
Vance AI画像拡大を使うと、2倍のみならず、最大8倍でオンラインで写真や画像をきれいに高解像度化させることができます。ツール内蔵のぼかし除去とノイズ抑制のツールで画像を一層改善することもできます。また、10枚の画像を一括でアップロードして処理することも可能です。
Vance AI 画像ノイズ除去を使えば、JPEGノイズだけではなく、撮影時に発生した輝度ノイズとカラーノイズをワンクリックで取り除くことができます。RAWファイルを使う必要は一切ありません。
有料プランを購入すれば、高解像度化とノイズ除去のツールに加え、ほかのAIツール合わせて手軽に利用できます。ぜひホームページにて各AI機能をご確認ください。