ホワイトボードアニメーションは文字通りホワイトボードに描いたイラストのようなアニメーションで、実は簡単に作成が可能です。この記事ではホワイトボードアニメーションのメリットと手書きアニメの作成ツールを6種類紹介します。

ホワイトボードアニメのメリットは?

ホワイトボードアニメーションとはイラストレーターや漫画家がホワイトボードに字や絵を描いている様子をアニメーションにした映像です。初心者でも作成ができるうえ、見る人の興味・関心を引きやすく、シンプルに情報やイメージを伝えやすいというメリットがあります。

手描きアニメの作成ツール6選

ここからは手描きアニメの作成ツール6選を紹介します。

1.VYOND

VYOND

『VYOND(ビヨンド)』はアメリカのクラウドベースのアニメーション映像制作プラットフォームです。さまざまなシチュエーションに合わせた素材とテンプレートをドラッグ&ドロップで組み合わせ、短時間で存在感のあるアニメーションを作成できます。

ビジネスのコンセプトやサービス内容を伝えることができる「コンテンポラリー」、アクションに特化した2Dアニメーションの「ビジネスフレンドリー」と「ホワイトボードアニメーション」の3種類のスタイルが用意されています。数百あるキャラクターのテンプレートには色々なポーズやアクション、表情をつけることができ、1000以上もあるテンプレートはあらゆる業種に適したものが網羅されています。アニメーションにはオリジナルロゴや画像を挿入できます。

VYONDは契約前に14日間の無料体験版の登録の必要があります。その後年間契約が165,000円(税込)からスタートし、その後年々割引されていきます。

2.VideoScribe

VideoScribe

『VideoScribe(ビデオスクライブ)』はホワイトボードアニメーションを作成するためのソフトです。ビジネスシーンに特化した動画を得意としていますが、Youtube動画や結婚式などのムービーなどにも使える汎用性の高いソフトです。

動画を作成する際は編集画面右下の「画像オブジェクト」をクリックし、画像オブジェクトの選択画面から素材を選択します。テキストを入れるのは右下の「Tt」をクリックし、フォントや色、配置を選択し、テキストを入力します。テキストは英語のみ対応となっているため、日本語を入力するためには画像オブジェクトとして入れ込む必要があります。

VideoScribeではカメラワークの設定、多数のイラストを描く手の選択肢、消しゴムで消すアニメーション、音楽の挿入も可能で高品質なアニメーションを作成できます。

VideoScribeには1週間限定の無料体験版がありますが、それ以外はサブスク型と買い切り型があります。1ヶ月プランは35ドル/月。年間プランは14ドル/月、168ドル/年。買い切りプランは800ドルとなっています。

3.Doodly

Doodly

『Doodly(ドゥドリー)』は海外で大流行している手書き動画作成ソフトで、簡単にホワイトボードアニメーション風や黒板風の動画が作成できます。

「Whiteboard(ホワイトボード)」「黒板(Chalkboard)」「ガラスボード(Glassboard)」「カスタム(Custum)」の4種類からオプションを選び、「Scene」で動画の場面を選び、「Character」で人物のイラストを挿入。人物はポーズや表情、大きさや角度を変更できます。「Props」では小道具の追加、文字やサウンドの追加も可能です。アニメーションは右側の「Action」とある作業ボックスで設定可能です。

Doodlyは通常39ドル/月ですが年払いで49%offとなり、20ドル/月となります。上位版のEnterprise Editionは69ドル/月、年払いで40ドル/月です。

4.Toonly

Toonly

『Toonly(トゥーンリー)』はDoodly の制作会社提供のカラー版動画作成ソフトです。イラストがシンプルでアメリカの古いカートゥーン風です。操作は全てドラッグ&ドロップで行え、初心者用のテンプレ〜ともあるので動画作成の初心者や手早く動画を作りたい人におすすめです。

スタンダードプランで240ドル/年、エンタープライズプランで480ドル/年です。

5.Animaker

Animaker

『Animaker(アニメーカー)』はVYONDに似たアニメーション作成ソフトで、キャラクターを喋らせることが可能です。イラストはアメリカのアニメーション風。用意されているテンプレートや素材の組み合わせだけで簡単にアニメーションが作成できます。他の利用者と同時に編集を行うリアルタイムコラボレーション機能もあります。

Animakerにはロゴの透かしが入る無料プランもありますが、5ダウンロードで透かしなしのベーシックプランが120ドル/年、10ダウンロードできるスタータープランが228ドル/年、20ダウンロードできるプロプランが468ドル/年です。

6.Animatron

Animatron

『Animatron(アニマトロン)』は無料でアニメーションが作成できるオンラインツールです。イラストにテキストを入れ、アニメーションを追加することができます。また、音声やフォントがインポートでき、カラーだけでなくホワイトボードアニメーションも作成可能です。「Lite Mode」と「Expert Mode」があり、「Expert Mode」ではオリジナルキャラクターを動かすことが可能です。

まとめ

ホワイトボードアニメのメリットと手描きアニメの作成ツール6選を紹介しました。見る人を引きつけ、動機付けする効果が高いホワイトボードアニメーション作成にぜひ、挑戦してみてはいかがでしょうか?そしてホワイトボードアニメの画質を改善したいとするとき、VanceAI画像拡大のAIアート修復モデルをお試しください。

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Higa
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HigaはAIツール愛好家であり、専門家です。最新のAI技術に興味を持ち、皆と情報を共有することが好きです。