電車のような動く被写体を撮影するときは、動かないものを撮影するときよりも構図やピントの調整を念入りに行う必要があります。

今回は、鉄道写真のとり方のコツをご説明いたします!

写真を構成する3大要素とは

写真撮影には3大要素と呼ばれる大事な概念があります。それぞれ、「ピント」「露出」「構図」のことを指します。この記事で順番に解説するので、ぜひお読みください。

1. 被写体とピント

露出と色相

最初に、被写体とピントの関係についてご説明いたします。

鉄道写真を撮るのであれば、多くの場合被写体は鉄道となるはずです。したがって、移動する被写体にピントを合わせて撮影する技術が必要です。

線路にあらかじめピントを合わせておく

線路 ピント

いわゆる、「置きピン」と呼ばれるテクニックです。予め車両前方の線路にピントを合わせておくことで、新幹線などの速い列車を撮影するときに効果を発揮します。また、風景にフォーカスした写真を撮る際にも効果的です。

 

適切なシャッタースピードを選択

シャッタースピード

鉄道写真は高速で走ってくる列車を撮影することになります。したがって、理想の構図で写真をとるために連写機能を活用は必須のテクニックです。

しかし、フルオートで写真を撮影すると、シャッタースピードが早すぎたりおそすぎたりします。そこで、マニュアルで撮影するのが望ましいのですが、列車の速度やレンズの設定に応じて微妙に調整する必要があります。

まず、広い風景の中でゆったり走る列車を撮影する際などは1/500秒、望遠レンズで車両メインの撮影を考えているのならば1/1000秒、広角レンズで速度の早い列車を撮影する場合は1/4000秒と設定を変えましょう。

 

モーションブラー発生した時、AIでピンボケを補正し、ブラーを低減

しかし、写真撮影を趣味にしていればそこまで考えても手ブレが発生することはあるでしょう。そんなときは、ぼやけた写真をくっきりするサイトを使って修正するのがおすすめです。

VanceAI画像鮮明化

こちらのVanceAI画像鮮明化を使用すれば、簡単にピンボケを補正することができます。ディープラーニングAI技術を利用することで、写真に発生したぼやけをくっきりし、画像の鮮明化を実現します。操作は数クリックで完了し、その上無料で利用することもできます。

 

2. 露出と色相

露出と色相

写真撮影をする際にピントに次いで重要なのが露出(絞り)を合わせることです。デジカメで撮影するときなどは「シャッター速度優先モード」を利用することが多いと思いますが、絞りを常に意識しておくことで雪景色などの通常と違う明るさのときにも対応することができます。

基本的には、黒っぽい被写体と撮るときはマイナス補正、白っぽい被写体を撮るときはプラス補正にするようにしましょう。

 

3. 構図・アングル

最後に構図、アングルについて解説します。ここまでピントやシャッター速度、露出について解説してきましたが、美しい写真を撮るためには構図も抑えておくことが必要です。構図は何種類もあるのですが、ここでは鉄道写真でよく使われる3つの構図をご紹介します。

a. 放射線構図

鉄道写真

放射線構図とはある一点から放射状に複数の線が伸びていく構図のことです。ピントを合わせた部分から伸びる複数の放射線を意識することで奥行きのある写真を撮ることができます。

 

b. 対角線

鉄道写真

対角線を意識して被写体を配置する構図です。動きのある被写体を撮影するのに向いている構図なので、リズム感がありバランスの良い写真になります。

 

c. 主題を引き立てる

鉄道写真

複数の被写体を画面に収める鉄道風景写真などでは主題を引き立て、副題をあえてぼやけさせることで写真に深みをもたせることができます。

 

まとめ

鉄道写真を撮影するときに大切な三大要素や、写真のピンボケを補正する方法を解説しました。鉄道写真は奥の深い分野ですが、ピント、露出、構図を意識して撮影することでぐっと良い写真を撮ることができるようになるはずです。

ぜひ、試してみてくださいね。

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Hanasaki Chiyuki
Hanasaki Chiyuki
私はAIツールに関する最新技術や人気話題を収集するのが好きで、特に画像処理の分野に興味があります。私の投稿が皆さんに最新のAI技術をよりよく理解していただく手助けとなることを願っています。