ここ数日でさまざまなAIツールが登場し業界を賑わせるなか、ChatGPTと肩を並べて話題になったものがあります。「Notion AI」です。今回は、そもそもNotionとは一体何なのか、そして使い方について解説します。
「Notion」とは?
Notionは、生産性アプリ、メモアプリ、プロジェクト管理ツールなどの機能を兼ね備えたオールインワンのワークスペースです。個人やチームの情報・タスクの中心的なハブを提供することで、ワークフローの整理と合理化を支援するよう設計されています。
主要機能
- テキスト、画像、動画、表の作成
- ToDoリストの作成、タスクの割り当て、仕事の進捗状況の管理
- フィールド、フィルター、ソートオプションでカスタムデータベースの作成
- 記事、FAQ、ハウツーガイドを含むナレッジベースの作成
Notion AIとは
Notion AIは、アイデアを出してもらったり、既存のコンテンツをより良くしたりして、ユーザーの創造性を加速させられるツールです。スペルミスの修正、文法の間違い、翻訳など、Notion AIは文章のサポートに特化した便利なツールとして、多くの人に利用されています。
Notion AIで実現できる機能
1.「ゼロからイチへ」のコンテンツ作り
Notion AIのワークスペースには、コンテンツ制作にかかるいくつかの機能がそろっています。その中でも「AIに文章作成を依頼」では、タイトルを入力すればクリエイティブなコンテンツが全自動で作成できます。
▲「VanceAIが提供するサービス」というタイトルで自動出力した文章
2. 既存コンテンツに基づいた改善
コンテンツ内の誤字脱字やスペルミス、文法間違いを改善するのはもちろんのこと、文章量などの基準にもとづいて、文章の再生成を行うこともできます。
▲セロ弾きのゴーシュの誤字や文法ミスを自動修正
3. 検索によるパーソナライズされたコンテンツ生成
Notion AIでは、GoogleやYahoo!などの検索サービスにも通用する文章の作成をアシストします。また、目次や見出しも自動生成するため、検索結果、ユーザビリティともにバッチリな文章が生まれます。
▲「日本にペンギンがたくさん生息するのはなぜか」という内容で文章を自動生成を依頼
Notion・Notion AIの使い方
以下は、Notionの使用方法です。
STEP1
Notion AIからログインもしくは「Notionを無料で使ってみる」から入り、用途を選択します。
STEP2
Notionのページに戻り、クリックするか「Enter」キーを押して、新しい空のブロックを作成します。
STEP3
コマンドに最も適したAIブロックを選択して、プロンプトを入力します(例:「2023年の週日のテーブルを作成する」)。
STEP4
「Enter」を押して、Notion AIが仕事をするのを待ちます。数秒で作業が完了しました。
Notionのプラン・価格
- フリープラン:日々のあらゆる情報の整理整頓に【無料】
- プラス:小規模グループでの計画や情報整理に【$8】
- ビジネス:Notionを利用して複数のチームとツールをつなげたい企業向け【$15】
- エンタープライズ:会社全体の運営に適した高度な管理機能とサポート【見積り要】
Notion AIとChatGPTの違い
Notion AIとChatGPTは、それぞれ異なる目的を持ったツールです。ChatGPTはチャット形式に特化したマルチタスク言語モデルであり、あらゆるアプリケーションと簡単に統合でき、自然言語でタスクを完了できるAIツールです。
一方、Notion AIはNotionが提供する機能の一種であり、タスクを自動化・簡略化するために使用できます。Notion AIは、すぐに使えるテンプレート、データベース、ページ、ノートを提供し、入力に応じた提案や書式オプションで出力できます。
合わせて読みたい:AI自動応答システム「チャットGPT」とは?
テキストによるAI画像生成ツール
自動で文章を生成するAIツールの他にも、テキストで画像を生成できるAIツールがあるのをご存じでしょうか。AIイラスト自動生成ツールは、深層学習技術を用いた大規模なニューラルネットワークに基づいて、入力されたテキストの内容に応じた画像を自動的に生成するツールです。
VanceAI描画
VanceAI描画は、デザインやクリエイティブな制作業務、アート作品の制作、画像生成の自動化など、あらゆる用途に使用できます。人間が手作業で行っていたイラスト作成を自動化するため、時間とコストを削減できます。
単語やフレーズの解析、画像の生成、照明、シェーディングなどの要素が含まれ、本格的な画像生成が可能になります。
まとめ
Notion AIやChatGPT、VanceAI描画は、AIによる自動作業で仕事の効率化を図ることができます。上手く活用してさまざまな分野・コンテンツに使用してみましょう。