霧のある景色をカメラにおさめようと思ったことのある方は多いのではないでしょうか?
でも霧がある風景の写真って意外と見た印象通りの画になってくれないことも。
そんな霧の写真を上手に撮影するコツを紹介します。
なお、霧があまりに濃く見える写真を撮ったしまった場合、VanceAI かすみ除去を使うことで霧で過度にかすんだ写真がクリアにできます。
霧の写真を撮影するためのコツ
霧というものを理解する
まず、撮影のテクニックに入る前に、霧というのが何なのかから考えてみましょう。
霧は空気中の小さな液体粒子の混ざりあったものであり、一種の低地の雲のようなものになります。
私達が普段ふれている空気にも水は存在していますが、それは気体となっていて目に見えません。
空気は一定量の水しか保持できませんので、いわゆる「露点」を下回る温度になると水蒸気が液体の粒に変わります。
この状態になると液体の粒が空中を浮遊するので、私達が見ている霧となるわけです。
知っている方には当たり前のことではありますが、霧はあくまで液体であり、粉塵などでは無いということに改めて気づくことが大切です。
だからこそ撮影しづらく、特性を考えながら撮影する必要があるということです。
状況に適切なレンズで撮影する
霧の写真を作成するにはまず、適切なレンズを使うことが大切です。
まず望遠レンズの場合、映像を圧縮する効果があるので、通常より霧が濃く見えます。
逆に、広角レンズは拡張効果があるので、霧が薄く見えるようになります。
そのために広角レンズは、濃い霧の状態で被写体にピントを合わせる撮影に適しています。
逆に望遠レンズは、より明るく霧のかかった霧の撮影に最適です。
スマートフォンでも基本は同じで、広角レンズと望遠レンズのダブルレンズがある機種であれば、それらを使い分けてください。
そうでない単一レンズの機種の場合、基本的に広角レンズの焦点距離で作られているため、できるだけ霧が濃くなるのを待つのがいいでしょう。
適切な絞りで撮影する
霧を撮影するためには絞りをコントロールすることも大切です。
霧の風景というのは、ぼけた状態の撮影だとあまり雰囲気が出ない、霧が分かりづらい写真になってしまいます。
なのでぼける所がなくなるまで絞りを絞って撮影するのが良いでしょう。
スマートフォンの場合は絞りはほとんど変えられませんが、できるだけ背景がぼけないモードで撮影するようにしましょう。
露出補正をコントロールする
きりの撮影には露出補正も肝心です。
あまり露出が高すぎると霧が白飛びしてしまって、これもまた雰囲気が出ません。
なので露出補正を使って加減しながら、いい塩梅を探してみてください。
露出補正はスマートフォンでも簡単にできますので、応用しやすいテクニックと言えます。
まとめ
このように霧そのものの理解や、カメラの特性をわかっておくことで、より雰囲気のある写真を綺麗に撮影できます。
これらの知識やテクニックを使って、ぜひ挑戦してみてください。