今や生活必需品となったスマートフォン。スマホが重いと、仕事や調べ物、趣味が捗らずそれだけでストレスですよね。サイトの動作や動画の読み込みが急に遅くなってしまったら、故障を疑う人も多いことでしょう。

今回は、スマホが重いときの原因とその解消法をご紹介します。いますぐスマホの調子を直したいという方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

スマホが重くなる8つの原因

スマホが重くなる8つの原因

スマホが重くなる原因には、主に次の8つが考えられます。

スマホのラム(RAM)

RAM(Random Access Memory)」とは、内蔵メモリの1つのことで、スマートフォンをスムーズに動作させるための一時的な記憶領域のことです。動画やサイトの瞬間的な読み込みの際には、このRAMが処理を司っており、メモリの使用量が増えれば増えるほどその処理速度が遅くなります。これが、みなさんが「重い」と認識する原因の1つです。

 

スマホのロム(ROM)

ROM(Read Only Memory)」とは同じく内蔵メモリのことで、補助記憶領域として画像やアプリ等のデータを保存しておく場所です。ご想像のとおり、データが増えるとROMの空き容量がなくなるため、スマホが遅くなってしまうのです。

 

スペック

スマホには「スペック」と呼ばれる端末の性能を示すものがあります。多くの人にありがちなのが、スペックを充分に考慮せずスマホを選んでしまうこと。性能の低いスマホは、根本的に動作が重い可能性をはらんでいます。

 

OSの古さ

古い端末で最新アプリを使用すると、上記のスペックが不足して動作が遅くなることもあります。購入から1年たらずで動作不良がみられる場合は、OSに問題があるかもしれません。

 

バックグラウンド

スマホの動作にはメモリ(容量)が大きく関係していることを説明しました。スマホは次々とアプリを開いて、同時に複数の作業ができることが大きな魅力です。しかしバックグラウンドでアプリを起動したままだと、処理や通信が続きメモリ領域を使用してしまうため、動作遅れの原因になるのです。

 

アプリの数量

不要な限定アプリや未使用のゲームアプリを入れていると、それだけで空き容量がなくなってしまうので、動作が遅くなってしまいます。

 

充電残量

スマホのスペックにもよりますが、多くのスマホは充電が10%を切ると動作遅延が生じます。また、充電しながらアプリ等を同時操作すると、バッテリーに負荷をかけて熱を帯びることがあるので、急速充電器などを使って効率的に充電しましょう。

 

スマホのクリーニング

アクセスしたサイトや、起動させたアプリなどのデータを一時的に保存する技術を「キャッシュ」と呼びます。アプリやブラウザを使用してキャッシュがたまると、スマホの動作が重くなってしまいます。

 

スマホを軽くする方法

スマホを軽くする方法

ここまでご紹介した「スマホが重くなる原因」をふまえて、あなたが取り組めるスマホを軽くする方法をチェックしましょう。

スペックの高いスマホを選ぶ

重くなりにくいスマホを探している方は、スマホの処理能力を上げる最新のOS搭載のもの、CPUとメモリが大きいもの(RAMは8GB、ROMは256GB推奨)を選びましょう。

 

アプリを削除してストレージを増やす

使わないアプリを削除することで、空き容量を増やすことができます。サクサク動くスマホにしたい場合は、ストレージ容量不足を解消すると良いかもしれません。

 

アップデートする

ソフトウェアをアップデートすると、新機能の追加やセキュリティーの向上以外にも、スマホの不具合が改善されることがあります。スマホが最新のOSになっていない方は、試しにアップデートを行ってみましょう。

 

バックグラウンドを停止する

バックグラウンドアプリを停止させることで空き容量が増えます。スマホを使った1日の最後には動作中のアプリをできるだけ止めましょう。

 

キャッシュクリアする

データが溜まりすぎると作業用のメモリ領域を圧迫してしまうため、動作が遅くなります。定期的にキャッシュクリアをおこなって、ストレージやメモリを最適化しましょう。

 

スマホを買い替える

スマホは3~4年も使用すれば劣化するものです。上記5つの方法を試してもダメだった場合は、新しいスマホに買い替えることをおすすめします。

 

まとめ

スマホの動作が重くなったにもかかわらずそのまま放置していると、故障の原因になることも。急に動作が遅くなっても焦らないように、原因と解決策はしっかり覚えておきましょう。

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Akaru
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「ググればなんとかなる」という言葉に非常に共感するアカルです。まとめた情報がお役に立てば幸いです。